CD Essay

好きなアルバムを1枚取り上げて語れるだけ語るブログ

J. Geils Bandとか知らんし…って本気で言ってんのか、賭けても良い絶対知ってるぞ

Best of the J Geils Band

 

J. Geils が亡くなった

Best Of The J. Geils Band - Spotify

71歳だったそうだ。お疲れ様でした。ほんと素晴らしいポップセンスだった、最高だった。重鎮がどんどん亡くなってて本当に悲しい。

でも、管理人は知っている。J. Geilsって名前はあまりにも知られていない。お前ら知らないだろ。訃報を見ながら「誰か凄い人が亡くなったんだな…」としか思って無かっただろ。

大丈夫。曲は絶対知ってる。誓っていい。絶対知ってる。

今回はJ. Geilsって名前を覚えてもらうための記事だ。

さあ、この動画を再生してくれ。5秒で良いから。

 

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知らないなんて言わせない

J・ガイルズ・バンド - Wikipedia

そら見たか!知ってるだろ!「ナーナーナッナーナッナー」だ!知らないわけないだろ!車だとかビールだとかのCMで延々流れてただろ!

このバンドがJ. Geils Bandだ。ジェイ・ガイルズ・バンド。よくJガイルズバンドって書かれてる。

そのメンバーがJ. Geilsだ。ちなみにジェローム・ガイルズらしい。知らんかった。

この超有名曲は『Centerfold』というタイトルだが、日本では『堕ちた天使』って邦題で名が通ってる。まあiTunesに入れると英語で出るし基本的な配信サービスでは英語だから今から知ろうとすると英語の方が馴染みがあるかもしれない。

centerfoldってのは雑誌のあの真ん中らへんのカラーページのことだ。ジャンプとかって巻頭と真ん中にカラーページあるじゃん。あの真ん中の方。袋とじになってたりするあれ。基本は可愛い女の子のグラビアが載ってるとこ。

要するに、この歌は「俺が小学校の時に好きだった可愛いあの子がグラビアになってる…まじか…簡単に脱いでる…俺の思い出が…まじか…」っていう歌だ。でも曲の最後にグラビア買うけど

サビとか基本的なメロディは結構おバカっぽいテンションで歌ってるけど、実はだいぶショック受けてる系の歌詞なんだよ。そこがウケたんだと思う。

そして非常に分かりやすい。キーボードの音が派手で耳に残る。リズムも奇抜すぎずノれる。突き抜けたポップセンスだ。素晴らしい。

 

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ありがとう、J. Geils

もうこれで満足した。みんながJガイルズバンドを知ってたって気付いてくれたらそれでいい。ぶっちゃけこれでもう終わりでいい。もうみんな知ってくれたからTwitterでRIP J. Guilsってツイートしてくれ。

はい、終わり。解散。ではまた。

 

…いや、まあ、短いよ。で、確かに内容が薄い。うん。分かってる。でもこれで終わっとくのが良いと思うんだよ。偉大なバンドの人が亡くなったということで。これで終わっとこう。

…おっけー、わかった。じゃあここから先はどうなっても知らない。読まなければ良かったと思うかもしれないぞ。きっと後悔する人もいる。それでも良いなら記そう。あくまで管理人のおすすめはここで引き返してRIPってツイートすることだ。いいな。

 

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あえて言わなかったことを記す

よかろう。本当にみんなが知らないことを書こう。あえて言わなかった事実だ。

まずJ. Geilsはリードギターだ。リーダーだけどボーカルじゃない。バンドに自分の名前がついてはいるけどボーカルじゃない。めっちゃ歌って目立ってるそいつはPeter Wolfだ。J. Geilsじゃない。

あと別に作曲とかもしてない。リーダーだけど基本的に作曲はキーボードのSeth Justmanがしてる。

っていうかぶっちゃけリーダーでもない。まあ確かに最初は結成メンバーだったしリーダーだったのだけど、途中からリーダーじゃなくなってる。

で、実は最近はバンドにすらいなかったJ. Geils BandなのにJ. Geils抜きでやってた。うな重のうなぎ抜きみたいになってる。しかも名前とか変えずにJ. Geils Bandって名前のまま活動してる。

 

…いや、うん、なんだ。これが事実なんだよ。うん。

それでもJ. GeilsはJ. Geils Bandのメンバーだったのだから偉大だぞ。いいか。これについては揺るがないぞ。あのU2ビリー・ジョエルを前座にしてたバンドがJ. Geils Bandだからな。格上とかいう次元じゃないからな。

あと別にギターが下手とかいうこともない。『Bluestime』っていうソロ作品を出してる。ごめん、知ってる風に書いてるけどさっき知って調べた。っていうか元々トランペットとか吹いてたんだ。なんか意外だ。ギターのジャズアルバムになってる。数曲しか聴けていないが、カントリーっぽいフレーズで非常に分かりやすいギターを弾いてる。ロックを通ったことがしっかり伝わる、非常にJ. Geilsらしい演奏だ。商業的には全く成功しなかったが、全然悪くない。それこそこの機会に聴いてみて欲しい。

あと、当然だがJ. Geils Bandは良いバンだ。商業的になりすぎてるっていう不満があったらしい。元々ロックをやっていたのをやめてポップスになりやがって、という不満だそうだ。 が、正直売れたやつは正義だ。売れるためにポップスをすべきとまでは言わないが、経緯はどうあれポップスに転向したおかげで日本でもイントロを聴いただけで分かるほど売れたのだったら何も文句はない。

 

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ありがとう、J. Geils

少しでもJ. Geilsのことを知ってほしくて書いた。結果的にこれで多くの人に「あの曲がJ. Geils Bandだったのか!」と知ってもらえれば管理人は満足だ。なんならネタにして「まあ、J. Geilsが作った曲じゃないけどね笑」くらいのことを友達に話して広めて欲しい。

それぐらい曲の知名度とJ. Geilsの名前は釣り合っていない。彼は間違いなく偉大だったにも関わらず。

これが彼を世に知らしめる最後の機会になると思う。だからどうかみんな彼のことを知ってほしい。その一心だ。

R.I.P. J. Geils

 

Best of the J. Geils Band (Remastered)

Best of the J. Geils Band (Remastered)

  • J.ガイルズ・バン
  • ロック
  • ¥1600