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CD Essay

好きなアルバムを1枚取り上げて語れるだけ語るブログ

2017年冬アニメ OP/ED の良曲集

けものフレンズBD付オフィシャルガイドブック (2)

 

 ちょっと異色なことを

アニソンって熱い。アニメの世界観を表したテーマ曲って作曲家の本気っぷりが相まっててとんでもないクオリティだったりする。売れることだけを狙った使い古されたコード進行ばっかりのポップスより遥かに高度なことをしていたりする。狙ってる層が独特だからこそできることだろう。

ということで、完全に管理人が独断と偏見で選んだ今期のアニメのテーマ曲で良い感じのやつを集めてみた。6曲取り上げてみた。ちなみにアニメの良さとかは関係ない。流れている演出が良いとかも対して気にしていない。純粋に曲だけを聴いて、これは凄いなということを語っているだけだ。あと順番も関係ない。思いついた順というのはあるが。特にランキングというわけではないので深い意味はないと思ってくれて構わない。

 

触れないわけには行かない

今期のアニメでもっとも旋風を巻き起こしている『けもフレ』ことけものフレンズのオープニングである。あと2話で終わる。無理。しんどい。

とんでもないクオリティである。正直初めて聴いた時は引いた。

作詞作曲は大石昌良月刊少女野崎くんのOPを作っていた人だ。アラフォーのおっさんが考えた詞がこれか…とか思っちゃダメだぞ。

管理人よりよっぽど詳しい人がそこかしこで語っているので、説明は省略するが。異常なクオリティである。コード進行が激アツ。そのコード進行の難解さを難解にならないように綺麗に整えた上でフレンズ達のわちゃわちゃしたメロディを加えている。

わーい!すごーい!とかいう次元じゃない。頭良すぎだろ。

世界観をきっちりと踏襲した上で超ハイクオリティである。それでいて音使いも面白い。いきなりファンファーレと鐘で始まるってなんだよ。もうあのファンファーレでウキウキしちゃう脳味噌になってしまっているから術中はまっているわけだが。裏で入ってるウッホホホーホホなんてどういう発想してたら入れられるのか分からない。斬新過ぎる。あとコーラスがいちいち綺麗。分かってる完全に中毒です。

間違いなく今期で最も優れたOPのひとつである。最高です。

 

ゲーム×メタル×オーケストラのごちゃっと感

ガブリールドロップアウトはOPもEDも良い。凄く良い。

ただ個人的にはEDの方が面白い作りをしていて好きだ。OPはごちゃごちゃし過ぎてちょっとまとまりに欠ける。ただフルで聴くと楽しいから聴いたことない人は是非。

作曲は山崎真吾。あのくまみこのED、KUMAMIKO DANCINGで多くの中毒者を作り出した人である。くまみこのEDは何度も聴いたな…脳味噌溶けてたな…

声優がわちゃわちゃ楽しくやってるべたべたな萌えアニメ系の曲だが、しれっと面白い作りをしている。8bitのゲームサウンドと歪んだギター、それにオーケストラが綺麗に混在しているという音使いの境地のような曲である。もちろん引きこもりニートと悪魔と天使という3役を音で表したわけだ。

その上、ガヴリールがまともに歌ってない。4人で一緒に歌ってるはずなのに途中からだるっとしてる。それでいて音を外してないあたり物凄くよく出来ている。

以前やっていた干妹!うまるちゃんのOP、『かくしん的☆めたまるふぉ〜ぜっ!』がこんな感じだった。間違いなく影響を受けてるはず。正直二番煎じ感は否めないが、間違いなくよく出来た名曲である。

 

圧倒的な声の個性

平行線(初回生産限定盤)(DVD付)

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クズの本懐のEDである。売り出し中の女性アーティスト、さユりである。

まず声が良い。抜群に良い。ド頭の声とアコギで誰もが持って行かれる。正直もっと話題になっていいはずだ。上手いのはもちろんだが、ブレスの必死な感じが訴えかけてくるようでとても良い。声質としては涼しげなのだが熱い葛藤を秘めている感じがする。非常に魅力的な声だ。

この声が見事に作品の世界観に合っている。叶わない恋とぐちゃぐちゃになっていく人間関係をしている作品にぴったりというのも不名誉かもしれないが。起用した人は偉い。

ちなみに、編曲は fox capture plan のベース、カワイヒデヒロ。fcpは今やってるドラマ、『カルテット』の劇伴をやっていたりする。この人そんなこともできたのか、と思いつつ聴いてると盛り上げ方やキメの作り方がfcpっぽい感じがする。

 

クラムボン感。 

オリジナル。(期間生産限定アニメ盤)(DVD付)
 

亜人ちゃんは語りたいのOPである。亜人ちゃんと書いてデミちゃんと読む。TrySailという声優のユニットの曲である。声優のユニットであって本編の声もこの声優達がやっているというわけではない。

作曲はクラムボンミトだ。この人とUNISON SQUARE GARDEN田淵智也のどちらかは毎クールに必ずいる。どっちも元のバンド感があって楽しい。

まあ非常に分かりやすいアイドルソングだが、やはりクオリティは高い。メロディが覚えやすい。さすがクラムボンで売れただけあるなと思うし、なんとなくクラムボンっぽいメロディラインだ。そしてコーラスの取り方が良い。3人いるのを上手く使っている。耳触りがよいのは何度も流れるアニメのOPという立ち位置でしたのは成功だと思う。なんだかんだ毎回聞いちゃうし、聞き疲れしない。それでいて飽きないようにBメロに色んなことをわんさかしてる感じは楽しい。

あと詞が良い。岡田麿里という脚本家だ。あの『あの花』こと『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない脚本家だ。その詞を上手く活用しているのも良い。爽やかなアイドルソングでありながら工夫を重ねた快作である。

 

 あれ、このガールズバンド…上手いな?

カゲロウ(期間生産限定アニメ盤)(DVD付)

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銀魂』のOP、ЯeaLである。リアルと読むので正しいらしいが、なんでRが逆なんだ。別に可愛くないぞ。ちなみにこれはロシア語で使われる母音だったりする。

毎回銀魂は良い感じにロックな曲を持ってくるが、今回もまた良い感じだった。 

まず上手い。ギターが目立つけど他のメンバーも上手い。ガールズバンドは可愛さで押し切るバンドが多い中で珍しく硬派である。CM観るまで他のメンバーは男だと思ってましたすみません。

曲自体はギターロックのど真ん中を行っていて特に真新しいことはないのだが、ギターロックっていうのは往々にしてギターしか上手くないことが多い。しかしことЯeaLにおいては他のメンバーも十分に上手い。ベースの音の取り方は特筆すべきだと思う。

まだ19歳らしい。その年齢でこれだけ弾けるのは素直にすごい。可愛いし。

ギターロックが好きな人は注目すべきバンドである。

 

 独特な譜割りのメロディ

カラノココロ(初回生産限定盤)(DVD付)

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 今期ナルトのOPである。4月からボルトになるらしい。

Anlyという女性シンガーである。アコギを持ってポップスを歌う、まあ乱暴な言い方をしたらmiwaみたいなもんだ。で、過去にそんなアーティストは何度も出てきてるし今更このジャンルを掘ろうというつもりもない。

ただね、この人はなかなか面白いなと。

メロディの譜割りが独特である。特にAメロ。英語が出てくるのは必要なのか分からないけど、そこを分けるのかと思うしラップみたいにも聞こえる。かなり独特だ。歌も上手い。スキマスイッチと共同で作った新曲が出てるらしく聴いてみたが、正直スキマスイッチより上手い。完全に食っててベテランの立つ瀬がなかった。

このジャンルが好きな人は期待していいと思うぞ。

 

アニソンは、楽しい

もう完全に趣味を丸出しにした。その上過去の記事で最も多い文字数になった。

もちろん、ここで紹介しなかったのでも良い曲はある。なんでこの曲紹介してないんじゃ!みたいなことはあるかもしれないがこのくらいで締めさせてくれ。そもそもバンドアニメのバンドリと風夏を取り上げてないし。でもこれ以上やるといよいよ2部構成とかにしないといけなくなる。

世間では『良いオーディオ揃えておいて聴くのはアニソンwwww』みたいにアニソンは何かと虐げられている風潮がある。小学校からいじめが無くならないように人間心理として何かを虐げたいのかもしれない。管理人は心理学なんてさっぱり分からないが。

でもな、正直このジャンルを虐げて聴かないというのはもったいないと管理人は思う。作曲家は豪華だったりするし世界観も含めた曲作りは物凄くハイレベルだ。売れててもアニソンより低いレベルのアーティストなんてわんさかいる。名前は控えるが。

日本で実力のある人が一堂に会してひとつの作品のために相応しい曲を作る。それだけでなかなか面白い事なのではなかろうか。

 

ちなみに、これ、毎期やりたい。書いててとても楽しかった…

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