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CD Essay

好きなアルバムを1枚取り上げて語れるだけ語るブログ

偉大なるChuck Berryがどれほど偉大なのかを可能な限り簡単に綴る

ベスト・オブ・チャック・ベリー

 

巨星墜つ

ロックンロールの元祖、Chuck Berry が2017年3月18日に亡くなった。90歳、本当にお疲れ様でした。新作を作ってるとは聞いてたが、どうなるのだろう。まあきっと販売されるだろう。ジミヘンが今でも新作出てるもんな。

3/21追記:新作『Chuck』は予定通りリリースされる、とのこと。

今回はチャック・ベリーって凄かったんだな…って言うのを振り返る話だ。

 


Chuck Berry - Johnny B. Goode

 

何が偉大だったのか

チャック・ベリー - Wikipedia

分かりやすいように Johnny B. Goode で説明しよう。ちなみに、Johnny B. Goode とは少年の名前だ。ジョニー・ビー・グッド君だ。だから Be Good ではない。行け行け!ジョニー頑張れ!っていう歌詞だ。

恐らく誰もが知ってる。多分バック・トゥ・ザ・フューチャーの影響もあるだろうが。この曲は今でもロックンロールの始まりとしてスタンダード曲となったが、果たしてどこが凄いのか。

答えは、肌の色を超えたことだ。

この曲がリリースされたのは1958年だ。ちなみにビートルズのデビューが1960年だ。ビートルズ以前ってのは大変な時代でな、黒人と白人で聞く音楽が違ったらしい。黒人はブルース、白人はカントリーだ。白人と黒人が常にいがみ合ってたわけだから、この壁は大きかった。敵の音楽を聴くなんて信じられない、という時代だ。

さて、そこで Johnny B, Goode を聞いてみよう。

やはり触れるべきはこの強烈なイントロだが、カントリーのテクニックで出来ている。しかし曲全体のコード進行はべたべたのブルースである。つまりカントリーの奏法を使ってブルースを弾いているのである。白人と黒人の音楽を一度にやってのけたのだ。

それまでの曲には全く無かった、それどころか存在してはいけないはずの曲なのである。当然、白人も黒人も、どちらから見てもこの曲は新しかった。あまりに革新的で、かっこよかった。

この音楽がロックンロールである。

しかも、同時期に白人のエルビス・プレスリーがいた。同じように白人の彼もロックンロールをやっていた。白人はエルビス・プレスリーを聴き、黒人はチャック・ベリーを聴いていた。でも2人とも同じロックンロールをしている。白人と黒人が同じ音楽をしているなんてことが起きていいはずがないのにも関わらずだ。

その上、ロックンロールに人種は関係ないと言い出した。白人もチャック・ベリーを聴いて良いし、黒人もエルビス・プレスリーを聴いて良いのだ。あの最先端でかっこいい音楽は誰もが聴いていい音楽なのだ。

世界がロックンロールの虜になるのは当然のことだった。

 

本当に音楽で世界を変えた男

ロックンロールを作ったというのはつまり、肌の色を超えたということなのだ。時代を作ったどころかチャック・ベリーがいなかったら今の世界になっていない可能性すらある。偉大すぎる。かっこいいの塊である。

今聞いたら全部似たようなイントロばっかりじゃねえかってい言う人もいる。けどな、あのイントロはそれほど偉大だったんだ。あのイントロは世界を変えたイントロなんだよ。だから世のギタリストはあのイントロを一度は弾いているし、敬意を払っているはずだ。まだ弾いたことのないキッズはこの機会に弾いて欲しい。譜面はそこらに転がってるから。あと弾いてて普通に楽しいフレーズだから。

 

我々が今こうして世界の音楽に触れられる礎を築いたと言っても過言じゃない。

本当に偉大な、ロックンロールの創始者だった。

ありがとう、お疲れ様でした。

 

ベスト・オブ・チャック・ベリー

ベスト・オブ・チャック・ベリー

 

 

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