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CD Essay

好きなアルバムを1枚取り上げて語れるだけ語るブログ

【2017年4月~】CD Essayが選ぶ、2017年春アニメ主題歌ランキング

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春アニメの主題歌を考えよう

2017年冬アニメ OP/ED の良曲集 - CD Essay

今期は冴えカノ、巨人、僕アカなどなど楽しい続編が揃っている反面、まんがタイムきららが無かったり京アニが無かったりと盤石が無い不安がある。と思いきやひなこのーとが見事なきららジャンプで難民救済をしたり。何かとお騒がせだ。

そんな春アニメから今期のおすすめ主題歌を発表しよう

  • アニメの面白さは考慮しない
  • フルではなくTVサイズのみを考慮する
  • 全てCD Essayの見解である

ついにテンプレを作ってしまった。もう恒例企画にする気満々である。

ちょっと変えたのは順番も考慮することにした。真剣に曲を選んでいたのだけど、ここまで真剣に考えたならランキングにしようと思った。努力って報われたほうが良いじゃん?基本的には曲の良さで順番をつけている音楽的な観点から総合的に判断したランキングだと思ってもらって構わない。もちろん芸術なので好みは反映されてしまうものだが。どの程度の信頼があるかは普段の記事を見て各々で判断して欲しい。

あと気をつけて欲しいのだが評価対象はTVサイズだ。フルが微妙だからランクを下げるとかはない。貼り付けたYouTubeの動画がフルだったりするけど、それは評価対象にしてない。仕方ないじゃん、大人の都合でOP/EDの動画がYouTubeに出なかったりするんだもん。

そしていつも通り本当に良い物しか取り上げない。今期のOP/EDからCD Essayが選んだのは6曲だ胸を張っておすすめしよう

 

6位 武装少女マキャヴェリズムOP『Shocking Blue』

伊藤美来という人らしい。が、正直唄が誰かなんてどうでも良くなる。ビッグバンドジャズだ。大野雄二のルパン三世のテーマ、そして菅野よう子の名作、カウボーイビバップ。やっぱビッグバンドジャズってカッコイイわ。

作曲は園田健太郎ごちうさ一期のEDの人。この人もわりと作風が色々あって面白い。上地雄輔とかしてた。
ビッグバンド感をしっかり残しながらポップに収まるようになっている。でも演奏はきっちりビッグバンドジャズだ。軽やかで楽しい。そして演奏が本格派過ぎる。笑っちゃうくらいかっこいい。特にドラムとベースが素晴らしい。ファンキーでぐいぐいドライブさせるグルーヴ感、にも関わらず重たくならず軽快だ。

あまりに後ろの演奏が良いせいで唄が演奏に完全に押されてる。元々あまり上手いヴォーカリストではないのは事実なのだが。唄が上手くないことへの解決法が後ろの演奏を充実させることで唄が多少物足りなくても大丈夫という作戦だ。唄の音量が大きくないし唄を際立たせるミックスでもない。演奏陣も全く遠慮せず、サビの後ろでも容赦なく弾きまくってる。鬼畜か。物凄く失礼な解決法な気もするが、おかげで飽きの来ない仕上がりになっている。完全に食いに行ってる。まあ、アニソンってそういうもんだし…って思うしかない。欲を言うならオフボーカルください

 


Shocking Blue / 伊藤美来

 

5位 恋愛暴君OP 『恋?で愛?で暴君です!』

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Wake Up,Girls!というアイドルグループ。作詞は我らが畑亜貴。もうこの人に作詞任せたら問題ない。そして作曲は田中秀和電波ソングの金字塔、『這いよれ!ニャル子さんシリーズ』のコンビ再びってことだ。

AメロやBメロがピコピコしててとても楽しい。なんでマリオがコイン獲る音が入ってるんだろう。でもこの音選びが上手いカウベルが入ってたりハンドクラップが入ってたり。ピコピコも面白い。コードを弾いてる音がやけに低音側に寄ってるのもあってそういう遊びの音や声の可愛さが綺麗に目立つ。ピコピコ系の音も基本的に可愛くなるように作ってる。徹底的にポップ

そのポップな部分へのアクセントにダークで歪みまくったギターが入っている。歌詞やアニメの世界観と相まってメンヘラっぽさが増している。ほんと素晴らしい。知識と経験の差を感じる。ギターの音がペラッペラだけどこれは狙ってやってると思う。たぶんこれ以上充実させるとピコピコか唄が死ぬ。もうだって音圧が凄いもん。容量いっぱい、これ以上同時に音は鳴らせないくらいパンパンだ。ギターをペラペラにしないと飽和しすぎて大変なことになったんだろう。

コード進行も面白い。曲の入りからちょっと面白い音階になってるしサビ前も面白い。サビのメロディなんて感心する。スケールから外した音の使い方が上手い。あとOPの終わり方も良いよね。ダラっとゆるっと終わる感じ。ちょっと癖になる。

 


Wake Up,Girls! / 恋?で愛?で暴君です!

 

4位 つぐもも OP『METAMORISER』

METAMORISER アニメ盤

METAMORISER アニメ盤

 

バンドじゃないもん!というアイドル。ちなみにリーダーは神聖かまってちゃんのドラム。他のメンバーもたまに演奏してる。バンドじゃねえか。これでバンドって名乗られたらムカつきそうだからバンドじゃないってことで手を打つのが賢明。

作曲はQ-MHzだ。アニソン界隈で幅を効かせまくってる作詞作曲家の4人が集まったプロジェクトだ。ちなみに畑亜貴も参加している。強い。ギャラいくらもらってんだろ。

ハードでありながらピコピコしてて耳触りが良いポップにまとまっている。徹頭徹尾物凄く派手。ちょいちょいバンドサウンドが上手いのも含めて完全にアニソン。でもBメロとか完全にメタルなリフが入ってきて面白い。こういう遊び心をしながらポップに収めるのは流石って感じだ。アニソンやアイドルにありがちな声量が足りない、ボーカルがポンコツみたいなのをユニゾンとイェーイで上手にカバーするみたいなのも流石だ。

頭でいきなりサビのメロディを持ってくることでサビがどれなのか分かりやすくなってる。というのを利用してサビまでが怒涛の展開だ。AメロBメロサビみたいな典型的な展開と比べると展開の数が異常だ。4回くらい進行が変わってる。でもまだサビじゃないって分かるのは巧みとしか言いようがない。凄い。

電波系のアイドルソングのお手本って感じがする。でんぱ組とかももクロとかの得意分野だったやつだ。早口すぎて何言ってんのか分かんないのもこの系統の定番って感じだ。奇抜すぎず、かと言ってつまらなくなることもない。その上でポップに楽しくまとまっている。素晴らしい。

 


バンドじゃないもん!/METAMORISER[MUSIC VIDEO]

 

3位 終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? OP『DEAREST DROP

タイトルが長い。すかすかって呼ぶらしいよ。終末を週末に変えるだけで急に社畜感が溢れるから絶対に打ち間違えちゃいけない。

田所あずさが唄ってる。そしてQ-MHzの今期2本目の主題歌畑亜貴はこれで3曲だ。まじで11人いる。ギャラいくらもらってんだろ。

こちらはバンドサウンドにストリングスやピアノが入った女性ポップシンガーの典型的な曲。しかし、これが普通のアニソンに収まらないクオリティに仕上げてくるからQ-MHzは素晴らしい。

やけにハードなリフから綺麗で壮大な曲調へと展開する。お得意のパターンだが流石だ。そこから入ったAメロのギターがまず良い。ギターだけでコードを弾いてるわけでもないのにコード感が残ってるし薄い印象もない。ギタリスト一同はこういうのを勉強すると良い。知的で洗練されてるという表現がぴったり来る演奏だ。お見事。

そしてBメロが本当に良く出来てる。突っ込み方が素晴らしい。普通はこの演奏にこのメロディは乗せられない。かと言って奇抜ではない。文句の付けようがない。そこからの展開も上手い。Bメロからサビへ向かうコードの展開は改めて上手いなあと感心する。サビはコード進行を変えずに2周目感を出しながら演奏とメロディを変えることでドラマティックに展開していく。ほんと美しいな。

細かいとこだとコーラスの譜割りも上手い。綺麗に重ねながらメロディがちゃんと目立つようにできてる。こういうのって個々のノウハウをきっちり共有して作ってるんだろうな。素晴らしいプロジェクトだよほんとに。

 


田所あずさ 「DEAREST DROP」 MV Full Size

作曲はQ-MHzだけどPVは田所あずさバンドメンバーなので変態ベーシストはいません。 

 

2位 僕のヒーローアカデミア OP『ピースサイン』

ピースサイン(TV edit.)

ピースサイン(TV edit.)

 

米津玄師だ。相変わらず良い。どうせ良いんだろうと思ってたけどやっぱり良い。

奇抜でありながら綺麗にまとまっている。やっぱ天才だよこの人。歌い方がバンプとか言われてるけど、この人は他の歌い方バンプ勢とは完全に別格だ。どっかでちゃんと書きたい。

米津玄師は音の外し方のセンスがずば抜けてる。イントロで本来マイナーコードであるべき所をメジャーコードで弾きながらメロディはマイナーのまま弾いている。要するに思いっきり不協和音を鳴らしている。でもその直後に解決してる。完璧だ。あとサビの最後も最高。「さらば掲げろピースサイン 転がってくストーリーを」のとこ。この一連のコード進行が非常に上手くできてる。王道ギターロックのサビの最後にメジャーコードで全音ずつ上がって畳み掛けて行くというアイデアだ。否が応でもテンションが上がる。世のバンドマンはこの曲のコード進行を徹底的に研究した方が良い。

でも、この曲は米津玄師にしては普通の構成だ。もちろん米津玄師にしては、であって圧倒的にヤバイ曲なのだけど。でも、もっとピーキーでギリギリの曲を聴いてきた身からしたら意外なほど普通に纏まっている。音程の危ないシンセも冒険しすぎなチョーキングも変なハーモナイザーもない。スタイルとしてはド直球のギターロック。ヒーローアニメにぴったりの王道な曲だ。それでいてちゃんと面白くなるように工夫されてる。間違いなく狙ってやってる。腹立つくらい頭良いな。

 


アニメ『僕のヒーローアカデミア』第2期オープニング(OP)ムービー/「ピースサイン」米津玄師

 

1位 笑ゥせぇるすまんNEW OP『Don't』

TVアニメ『笑ゥせぇるすまんNEW』主題歌シングル

TVアニメ『笑ゥせぇるすまんNEW』主題歌シングル

 

栄えある第一位です。NakamuraEmiという人らしい。

イントロのリフからだいぶカッコイイ。休符が完璧。凄くファンキーなリズムだ。アコギ持って歌ってる系女子は常に市場にいるが、これは本物って雰囲気がある。唄もやたらとパワフルだ。映画に出たりしてる身長149cmに噛みつきそうな勢いでパワフル。低域まできっちり響く良い歌い方だ。

風刺的な歌詞も気持ちいい。喪黒福造のドーンに掛けてるよね。遊び心があるってのは良いことだ。ラップというより語りに近い歌い口も面白い。そこで奇抜さが前に出ずに曲としての雰囲気を保っているのも素晴らしい。だいたいこういう事をするとそこだけ浮いちゃうのだがバランスよく保たれている。あとここの声、ちょっと可愛い声にしてる。ずるい。そういうのずるい。可愛いもん。 

そして曲の構成も良い。特にBメロからサビへの展開が上手い。このサビへの入り方は本当に気持ちいい。ひとつ早く入る上で浮きすぎないコードを選べてる。サビの終わりにイントロのリフに戻っているが、この戻り方もそこに乗せるメロディも文句なしだ。上手い。ギターで曲を作るのに熟れている感じがする。

1位に相応しいクオリティ。大満足の一曲だ。

 


Don't / NakamuraEmi

TV版とフルでだいぶ構成が違う。TV版の構成から想像してた展開と全然違うからびっくりした。

 

今回も悩ましかった

分かる。なんで俺の好きな曲入ってないんじゃ!だろ。分かるよ。いやね、ほんとは6曲どころじゃなかったんだよ。良いなって思う曲いっぱいあって。冷静に考えればそりゃあアニメの主題歌だから悪いわけないんだけど。

ちなみに初稿は14曲あった。つまり最終的には8曲分の記事をボツにした。7位以下も下書きには残ってるけど二度と日の目を見ないだろう。ボツ理由は文字数だが、6位までにしたのは6位と7位の間に壁が合ったように感じたから。もちろん7位以下も良い曲なのだが、語るのであれば胸を張って語れるものを、というCD Essayの意地だ。

選んでみたら上位6曲は全部OPだった。別にOPを贔屓したわけではなくEDにここに食い込むほどの曲がなかったというだけだ。7位以下にはちゃんとEDもあった。OPよりEDの方が良いアニメもあった。

あと1位と2位をどうするかは凄く悩んだ。米津玄師を1位にしても良かった。けど、この新人の女の子にここまで驚かされると思わなかったんだよね。米津玄師は良いに決まってるってとこがある。そう思って同じくらい良いのならNakamuraEmiにしてみようって思った。

 

以上がCD Essayが選ぶ今期アニメ主題歌である。参考になったら幸いだ。

さて、今期はどれが面白くなるかなー。

 

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